野蛮人のように

野蛮人のように
  • 野蛮人のように

    野蛮人のように

    東映

    1985年|日本

    • HD

    有栖川珠子、20歳の小説家。天才の名を欲しいままにしてきた彼女だったが、最近は執筆活動に熱が入らない。そんな珠子を元気づけようと、友人たちがコテージを訪れ、花火大会を行う。その花火大会を抜け出した珠子は、一人、夜の都会へと車を飛ばした。そこで、珠子が出会ったのは、一人の男。軽い酔いに身を任せ、六本木の街を歩く珠子に突然ぶつかってきたその男は、強引に近くのバーに引き込む。その男、中井英二は外人娼婦の用心棒を気取る裏の世界の漂流者。彼は数時間前に、兄貴とも慕う滝口に頼まれて、山西組々長が殺られた現場から拳銃の入ったバッグを預かってきたばかりだった。周囲の目を欺くために、連れがいるのは好都合とも言えた。この偶然の出会いに、珠子の心は妙に揺さぶられた。そして、英二もこの見知らぬ女の持つ雰囲気に、言いようのない関心を抱き始めていた。そんな二人の前に、黒づくめの服を着た男たちが、突然立ちはだかる。

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