お染久松そよ風日傘

東映

1959年｜日本

油屋の箱入娘お染と、丁稚久松が、恋と唄と笑いで描く御存じ野崎詣りの物語り、日本一のうぐいすコンビ、ひばり、里見が魅力いっぱいふりまいて贈る明朗娯楽傑作。【あらすじ】野崎詣りのメロディにのって、美しい花で飾られた舟の群れ。その中で一際目立つ振り袖は、油屋お染の晴れ姿。丁稚の久松が舟を漕く、夢見るような光景…。だが久松の野暮な声で夢から覚めると、自分がいるのは薄汚い池の中に浮かんだ小さな舟の上。夢と現実のあまりの違いにがっかりして、家に帰るお染に追い討ちをかけるのは、お染にくびったけのドラ息子清吉の姿と、放蕩者の兄貴・多三郎が女遊びの金ほしさにお染の晴れ着を盗み出そうとする光景。思い余って最高権威と評判の女占い師に占ってもらったら、まもなく世紀の大ロマンが展開し、その相手が家の中にいるという。そんな中、多三郎から二百両もの大金を届けないと殺されるとの手紙が舞い込み、油屋はてんやわんやの大騒ぎ。だが久松の活躍で解決してみたら、この騒動は兄貴が町のゴロツキ鬼門の喜平らと仕組んだ、金に困っての芝居だったことが判明した。しかしこの騒ぎで大活躍の久松のことが気になりだして、お染の「世紀の大ロマン」が始まってしまうのだった。【キャスト】お光（お染）：美空ひばり久松：里見浩太朗多三郎：田中春男お種：浪花千栄子善助：杉狂児糸吉：夢路いとし鯉平：喜味こいし長吉：花房錦一お政：浜恵子山家屋清左衛門：瀬川路三郎清吉：徳大寺伸鬼門の喜平：沢村宗之助土手のお六：星美智子丑五郎：国一太郎源太：木島修鈴木弥忠太：原健策鵜飼九十郎：尾形伸之介富岡信左衛門：中村時之介仁木藤兵衛：加藤浩橋本屋の女将：八汐路恵子小糸：雪代敬子およし：赤木春恵占師：星十郎女占師：金剛麗子与作：片岡栄二郎久作：進藤英太郎【スタッフ】原作：瀬戸口寅雄脚本：鷹沢和善監督：沢島忠

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