日本春歌考

日本春歌考
  • 日本春歌考

    日本春歌考

    松竹

    1967年|日本

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    大学受験のために前橋から上京した中村(荒木一郎)は、試験場にいた469番の女子受験生(田島和子)に魅力を感じた。また、デモから離れていった教師・大竹(伊丹一三)と一緒にいた高子(小山明子)にも興味を覚えた。その後、大竹を囲んで男子4人と女子3人で酒席を設けたのだが…。大島渚の中期の異色作。セクシャルな妄想と現実との谷間の中で出口を見失い、自己を失っていく大学受験生たちの姿を通じて、社会とは、国家とは、そしてそれにかかわる人間とは何かといったテーマを展開する。大島渚が根本的にかかわる二つの大きな思想……国家や家族といった共同体と個人との問題と、性の問題がともに強く打ち出されている。このあと「儀式」「愛のコリーダ」という、それぞれの問題を究極にまでつき詰めた作品を発表した大島渚を語るうえで、最も注目すべき一編。

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