妹背山婦女庭訓 太宰館花渡し・吉野川
妹背山婦女庭訓 太宰館花渡し・吉野川
2024年|日本
【販売期間】12月20日(金)~2025年1月9日(木) 【レンタル期間】7日間(購入時から7日間視聴可能)【あらすじ】〈花渡し〉帝を追い落とし暴政の限りを尽くす蘇我入鹿。帝が寵愛する采女(うねめ)の局に横恋慕し、太宰後室定高(だざいこうしつさだか)の館に大判事清澄(だいはんじきよずみ)を呼び出して、その行方を詮議します。定高と大判事の両家が不和を装って采女の局を匿っていると疑う入鹿は、それぞれの子、雛鳥の入内と久我之助(こがのすけ)の出仕を要求。従わなければ子の首を打てと命じ、傍らの桜の花の枝を渡します。〈吉野川〉桜満開の吉野川。川を挟んで妹山の太宰の館には雛鳥、背山の大判事の館には久我之助が身を潜めています。二人は相思相愛ながら、両家の遺恨ゆえに逢うことがかないません。そこへ定高と大判事が沈痛な面持ちで帰ってきます。せめて相手の子だけは助けたいと苦悶する親たちは、我が子を入鹿に差し出すときは桜の枝をそのままに、手にかけたときは花を散らせた枝を川に流すと約束を交わしますが…。『妹背山婦女庭訓』のなかから、運命に翻弄される二組の親子をドラマチックに描いた名場面。今回は「太宰館花渡し」の場から上演し、「吉野川」に至る悲劇をよりいっそう際立たせます。両花道を川岸に、客席を川の流れに見立てる舞台装置によって、劇場空間は雄大な吉野川へと変貌。妹山と背山に分かれて交互に展開される物語が交わり、両床の義太夫による語りが二組の親子の悲劇を儚くも美しく描き出します。壮大なスケールを誇る王代物の傑作をご堪能ください。【配役】太宰後室定高 = 坂東玉三郎久我之助 = 市川染五郎雛鳥 = 尾上左近曽我入鹿 = 中村吉之丞大判事清澄 = 尾上松緑(令和6年9月 歌舞伎座)
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